カーペット清掃
オフィスビルにおいてカーペットが多いのは、化学床材に比べ装飾性・防音性・歩行性などの利点があるのと、毎日見ていると気がつきにくいので、清掃頻度を減らすことができるためです。
ただその利点には落とし穴があります。実際には、毎日色んな人が歩いているのでとても汚れています。
目には見えないカーペットの奥は、ホコリやダニなどの汚れがたくさんたまっています。
洗浄回数の少ないカーペットは、汚れが蓄積され洗浄に時間がかかったり、最悪の場合、汚れを落とせないケースが出てきます。カーペットのメリットを潰さないためにも、定期的な清掃が必要です。
カーペット清掃の作業手順 1.バキューム
高速回転ブラシによって叩き出された汚れや砂などのドライソイル(乾いた汚れ)をカーペット用掃除機で吸い取ります。
※カーペット全体の汚れは、74~79%はドライソイル(乾いた汚れ)と考えられています。
カーペット清掃の作業手順 2.前処理(プレコントロール)
カーペットクリーニングで汚れを除去しやすくするために、汚れを浮かしておきます。
※残りの汚れの約21~26%は、油脂分・でんぷん質(ウェットソイル)などからなります。このタイプの汚れの大半が酸性の為、主にアルカリ性の洗剤を使用します。
カーペット清掃の作業手順 3.ブラッシング
カーペットの構造上、立体的になっているので、ブラッシングで前処理剤を奥まで浸透させます。こうすることで汚れを更に取りやすくします。
※カーペットの素材によっては、ブラッシングで素材にダメージを与えてしまうことも多いため、最善の注意を払って作業いたします。
カーペット清掃の作業手順 4.エクストラクション(スチームクリーニング)
高圧噴射された高温スチームがカーペットのパイルの奥にまで入りこんだ汚れを浮かせ、同時にバキュームで汚れを吸い取ります。
※この作業は、高度なテクニックを必要とします。なぜなら、濡らしすぎにより、カーペットが縮んだり剥がれたりといった事故をよく耳にする為です。当社では、高度な技術を習得したスタッフが作業を行いますのでご安心ください。
カーペット清掃の作業手順 5.スポットクリーニング(シミ抜き)
エクストラクションで落としきれなかったシミを、数十種類のシミ抜き剤を駆使して、手作業で丁寧に落としていきます。
※変色、漂白などのシミ(ステイン)は、落とせない場合もあります。